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ポコラの大冒険へいわへのひびき10 (物語解説詳細版)

2026年2月1日

へいわは、だれかを打ち負かした先にあるんじゃない

ヴォカリスの力が弱まったのは、
だれかが強くなったからではありません。

だれかが思い出したからです。

イグニが閉じ込められていた
「よわきひのへや」に

ポコラのみんなが声をかけます。

それは、昔と変わらない「ともだち」を思う心と気持ち

イグニは自分の中の

くらべてしまう心、うらやましさ

もっと強くならなきゃいけないという焦り

そこから、ひとりでは出られなかったのです。

でも
呼ばれたのです。

「イグニ〜〜!どこ?
ぼくたちだよ〜〜!」

この声があったから。

イグニはみんなの元に帰ることが出来たのです。

“しんじつのあかり”は、
何かを裁く光ではないのです。

「助けてください」とみんなからの願いを込めた
祈りの光でした。

 

そしてイグニは気づきます。

じぶんのちからは
ひととくらべるものじゃない
だいじにおもうことなんだ


この物語は、
戦いの物語ではありません。

“しんじつのかがみ”に映るのは、
敵の姿でもありません。

  • みんなで音楽会をしている未来

  • 笑い合っている今

  • 平和を祈る音楽

そして、
神から降ろされるヴォカリスの姿

この物語は罰しない。閉め出さない。

 

ヴォカリスは謝り、イグニは言います。

「ほんとうはまだすごくおこっているんだよ。
でも、ぼくはあなたをゆるします」


この言葉こそ私が伝えたい「へいわ」です。

 

「こころをこめたえんそうが
ひとをしあわせにするのよ
いちばんちかくにいるひとの
よろこびをかんじてね」

へいわは、
特別な日だけのものじゃない。

「まいにち、まいにち
ふつうにくらしていること
それが
“へいわ”そのもの」

 

この言葉は、
そのまま「発表会」へのメッセージになります。

上手に弾くことより、
大きな音を出すことより、
だれかの心に
やさしく触れること。

信じることは大切。
でも、

いまそばにいるひとを
だいじにできなくなることを
“しんじる”のは
ちがうんじゃないかと最後の投げかけとしました。

でもね

“ポコラ”に
“おんがく”があるかぎり
だいじょうぶだよ


発表会そのものの意味
静かに、でも力強く伝えるお話しでした。