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ミニぽこ発表会が終わりました!

生徒さん主体でつくる「温かい発表会」運営とは?

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生徒主体でつくる「温かい発表会」運営とは?

ピアノ発表会は、単なる「成果発表の場」にとどまらず、
生徒の成長や保護者との信頼関係を築く大切なイベントです。
特に「ミニ発表会」のような小規模イベントは、教室の理念や方向性などを理解して頂ける非常に大切です。そして、音楽を通じたウェルビーイングを育むことができます。

【コンセプトをシンプルに】

発表会の軸をはっきりさせることはとても重要です。
「弾きたい曲を弾く!」というテーマは、生徒に 自己決定感 を与えてくれます。

  • 「やらされている練習」から「自分で選んだ挑戦」へ

  • 自律性が生まれ、学びがより主体的に

  • 成果だけでなく「自分で選んだ音楽を奏でる喜び」が残る

この経験は、自己肯定感やレッスン継続のモチベーションを高めます。

【小規模開催の安心感】

華やかなで何回も出演する機会のある発表会も素敵ですが、

ミニ発表会にはたくさんのメリットがあります。

  • 初めての生徒さんでも心理的ハードルが低い

  • 生徒一人ひとりにしっかりスポットライトが当たる

  • 一人ひとりに十分な時間を割ける

  • 保護者や地域の人との距離が近く、温かい拍手が自然に生まれる

  • 準備や進行がシンプルになることで、講師自身が生徒さんたちを見守る事が出来る。

これは生徒にとって「自分はここにいて大丈夫」という 所属感 を育てる場になります。

特に導入期の生徒にとっては「発表会=怖い場」ではなく「音楽を楽しめる場」として体験できることが大きな意味を持ちます。

【 個性を尊重する】

発表会の価値は「上手に弾けたか」ではなく、「その子らしさが出たか」を大切にします。

大切なのは、生徒が「自分の音楽を表現できた」と感じられることです。

  • 選曲の段階で「好き」と「できる」を両立させる

  • 本番前は「楽しんで弾いてね」と安心を伝える

  • 演奏後は「ここが素敵だったね」と具体的に褒める

これらは「ありのままの自分でいい」と感じさせる 自己受容感 を育みます。

【保護者さまとの信頼構築】

発表会は保護者にとっても大切なイベントです。
日々のレッスンでは見えにくい子どもの成長を、舞台で「目に見える形」で感じてもらえます。

特にミニ発表会では、

  • 子どもの成長をアットホームに共有できる

  • 他の保護者どうしとも交流が生まれやすい

  • 「この教室なら安心」と思ってもらえる

といった効果があります。
保護者との信頼関係が深まることで、長期的な在籍や口コミによる新規入会にもつながります。

これらは 社会的ウェルビーイング を高め、教室が地域に根づく土台にもなります。

【発表会後のフォロー】

発表会の直後は、生徒の心が大きく動くタイミングです。

  • 「どんな気持ちだった?」と感想を引き出す

  • 「次は何を弾いてみたい?」と未来につなげる

  • 写真や動画を見返して「できた!」を再確認する

こうした振り返りが「また挑戦したい」という 希望感 を生みます。

 

 

【まとめ】

ミニ発表会は、ウェルビーイングを自然に育む場です。

  • 自己決定感(自分で曲を選ぶ)

  • 所属感(安心できる場で演奏する)

  • 自己受容感(その子らしさを認められる)

  • 社会的つながり(保護者や地域と共に喜ぶ)

  • 希望感(未来へつなげる振り返り)

これらを意識して運営すれば、発表会は「練習の成果発表」を超え、

幸せに生きる力を育む舞台になります。

講師にとっても、教室の理念を表現できる最高の機会。
「温かく、安心できる発表会」こそが、長く愛される教室づくりの要になるのではないでしょうか。

 
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