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ポコラの大冒険へいわへのひびき8 (物語解説詳細版

· ウェルビーイングでいこう,楽譜ナビPLUS,ピアノ教室運営,LPO連載中

この部分で「本当に伝えたいこと」

「力」には、向きがあるということ。

ヴォカリスが信じた「力」

  • 信じさせる力

  • 従わせる力

  • 怒りや不安をあおる力

  • 戦い続けることでしか保てない力

ポコラたちが思い出した「力」

  • 平和を願う気持ち

  • 立ち止まって考える力

  • 他者の目で世界を見る力

  • すでに自分たちが持っている力

この部分を対比させました。

ヴォカリスは、ここで完全にこう言い切ります。

「“たたかうきもち”は“おわり”がない」

ヴォカリスは今の時代を象徴とした存在として書いています。

終わらないから支配できる

終わらないから自分は必要とされる

この物語のいちばん冷酷で、いちばんリアルなところです。

群衆の叫びの正体

「われらはめざめる!」

自分で考えていない

同じ言葉を繰り返している

違う声が聞こえなくなっている

これは「目覚め」ではなく、

思考停止の合唱なのです。

まさに盲目的に誰かを信じてしまう怖さを書きました。

● ポコラたちの強さ

力で止めようとしない

「今できることは何か」を考える

自分たちが持っているものを確認する

他国の視点で“ひのくに”を見ようとする

ポコラたちは嘆きもしないし、悲観的になりません。

今必要なことをする姿を描きました。

子どもたちが、
「正しさ」よりも「在り方」を選ぶことで

物語は一気に進むのです。

読む側として胸に残るもの

平和は、戦いのあとには来ない

56〜65ページは、
『ポコラの大冒険 へいわへのひびき』の中で、
最も大事な場面です。

「“たたかうきもち”は
“おわり”がない」

その言葉は、警告ではありません。

今現実に起こっている事実がまさにそうではありませんか?

「たたかいがたたかいをうんでいく」という構造

それを終わりにしようとするならば・・・

力で止めようとしない。
怒りでぶつからない。
「いまのわたしたちが
できることをしましょう」

そして、自分たちが
すでに持っているものを思い出します。

へいわへのひびき。
しんじつのかがみ。
へいわのかね。
しんじつのひかり。

そして何より、

平和を願う気持ちを強く、しっかりと持つということ

力とは、
誰かを黙らせることではない。
違いを消すことでもない。

平和とは、
争いのあとに来るものではない。

争わない選択を、何度でも選び続けること。

こにページは
「どう戦うか」ではなく、
「どう在るか」を
読む人に問いかけてるパートです。

そしてその問いは、
物語の中だけで終わらず、
静かに、私たち自身に向けられています。