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ポコラの大冒険へいわへのひびき9 (物語解説詳細版)

2026年1月30日

 音楽の対立構造

ここでは、音楽がはっきりと二つに分かれます。

ヴォカリスの音→ 支配・強さ・従わせる・信じさせる

ポコラたちの音楽→ 願い・思いやり・静けさ・あたたかさ

ポコラたちの音楽は「相手を変えよう」としていないこと。

「イグニを戻したい」
「ひのくにがへいわであってほしい」
「おたがいを思いあえる心が生まれてほしい」

すべてが “祈り”の言葉 であり、
コントロールではないということを描いています。

イグニの心の変化(洗脳がほどけ始める瞬間)

「こんなきもちははじめてだ」

「だれかが、ぼくのことをすごくしんぱいしてくれている」

「ヴォカリスをこのまま信じていいのか?」

こういう悩んでいる瞬間を描こうと思いました。

だからこそリアルで、だからこそ伝わる。

洗脳は、正論では壊れません。
誰かが自分を思ってくれていると感じた時
初めてヒビが入る。

その事を伝えたかったのが「へいわへのひびき」だったのです。

 印象に残るセリフ・大事なセリフ

ポコラたちの祈り
「ひのくにのへいわ
イグニのこころがもとにもどりますように、
おたがいをおもいあうこころがうまれますように」

自由の感覚

「“あたたかい・やさしい”ひびきがきこえてきたなぁ〜
とおもったら、“じゆう”になっていたよ!」

イグニの心の叫び

「アクニ・テライ・シルフにあいたくてたまらないよ…」

物語の核心セリフ

「だれかとたたかうよりもだれかといっしょにわらいあえる
“おんがく”がいいとおもうんだ!」

ポコラたちは、武器も、強い魔法も、すごい力も持っていません。

あるのは、「だいじに思う気持ち」「戻ってきてほしいという願い」
そして、自分の選んだ3つの音

誰かをねじ伏せる音ではなく、
誰かの心に「戻る場所」を思い出させる音としました。

ヴォカリスは言います。
「わたしを信じる者がいる限り、力は弱まらない」と。

でも本当に強かったのは、信じさせる音楽ではなく、
信じ合おうとする音楽だったのです。

イグニの心が揺れたのは、
正しいことを言われたからではありません。

「だれかが、ぼくのことをすごくしんぱいしてくれている」

誰かがが自分の事を思ってくれている事を

知るという事ってとっても大事な事だと思いませんか?

この物語が伝えている「へいわ」は、
立派なことを言うことでも、
みんな同じになることでもありません。

静かに、やさしく、気持ちをこめて、音を鳴らすこと。

そして、
「だれかと笑い合える音楽を選ぶこと」。

それができる場所こそが「ぽこあぽこピアノ教室」であり
ピアノ発表会なんです。