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「言わなくてもわかるやん」はわからん!

「言葉が栄養になるんです」

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発表会開催後最初のレッスン、まず初めに言葉掛けするのは

「自分自身がどんな気持ちだったか?」

そしてその次は

「お母さん、お父さん、どんな風に言ってはった?」です。

どうして?

小さい年齢の方は「自分がどう感じた」「自分がどう思った」というよりも

「お母さんの感想がどうだった」ということが=「自分の感想」とすることが多いからです。

「うん!よかったって言ってたけど、「1個間違えたな」って言われた」とか

「何にも言われてない〜〜」とか「すごい上手って言ってくれた」など

ご家庭によって色んな考え方があるかと思います。

「事実をはっきり伝える」お家もあるでしょうよ

「必要以上に褒めない」お家もあるでしょうよ

でも、はっきり言いますよ!

「子どもは自分で出来てる、出来てないくらいある程度わかってます。」

でもその上で「その時頑張った自分に対して、何か言って欲しいんです」

大人は打ち上げするでしょ?結果が出なくてもとりあえず「頑張った自分」に乾杯するでしょ?

「自分で自分を慰めるでしょ」「まぁ〜今回はこれでよしとするか!」なんて勝手に〆るでしょ?

 

子どもにだけ「良かったけど、これからはもうちょっと練習した方が良いわ」とか

「もうちょっと練習してたら、上手に弾けたんとちゃう?」

あのね、子供にだけ「ダメ出し」やめてください。

子供は「とりあえず一杯」も出来なければ、「とりあえず打ち上がっておく」ことも出来ないんです。一言一言が「人格形成」に大きく関わってくるのです。

 

小2の男の子

「ミニぽこでお母さんどう言ってはった?」

「よく頑張ったね、発表会の時が一番良かった」って言ってくれた!」

「間違えてんでって言ったら、ああいう場所で〇〇がピアノを演奏してくれるのが

すごく嬉しいねん!お母さんは「間違えてるとか思った事ないし、間違えたらあかんって思ってないよ、一生懸命弾いてくれてるのが嬉しかった!次も楽しみやわ〜」

 

お母さんがこう言ってくれたって話してくれている生徒さんの顔は

一番最高の笑顔をしてはりました。

 

学年が上がるにつれ、「コツコツ」した練習をきちんと出来るような気持ちが

生まれてきたように思います。

 

私、それが「お母さん」の言葉掛けのお陰のように思えて仕方がないのです。

派手な効果はないけど、「コツコツ」はとっても大事です。

それに、「家の人にちゃんと見守られているという安心感」もすごく必要だと感じています。

 

「WHO I'm I」「私は誰?」

 

「誇張もせず、怖気もせず、私だと言える」そんな人になって欲しいな・・・