「発表会の選曲」に関する
感想分析レポート
選曲に関する主な感想を紹介します。
🎵「選曲、発表会の内容、普段のレッスンすべてに使いたい引き出しの多さに感動しました。少しずつ取り入れたいことばかりでした。」
🎵「新しい楽譜を知ることができてよかったです。」
🎵「発表会のおすすめ曲を具体的にたくさん教えて頂き、声かけの仕方や、トラブルにならない工夫まで学べました。」
🎵「発表会を早くしたくなりました!」
🎵「学年・性別ごとの選曲ポイントがとても参考になりました。」
🎵「“できる曲”と“弾きたい曲”のバランスをどうとるか、明確な考え方を持てました。」
感想から見える3つの傾向分析してみました。
「選曲=個々の成長のための教育」としての再認識
これまで「選曲=難易度や完成度の判断」だと考えていらっしゃったみなさまが、
講座を通して、「選曲=心の成長を支える教育行為」であると捉えて下さった事がわかります。
「発表会の教育的価値」「ウェルビーイング視点の選曲」が特に参考になった
「好きなジャンルを選ぶことが、練習の意欲に繋がるという説明が印象的だった」
つまり、“技術レベルの合う曲”ではなく、
“その子が自分らしく輝ける曲”を選ぶ事に理解が深まった事がわかります。
「具体的・実践的なヒントが満載だった」
アンケートでは「すぐ使える」「現場で生かせる」という声が目立ちました。
「引き出しの多さに感動」
「年齢別の例が分かりやすかった」
「低学年〜高学年の流れが具体的で、選曲相談の参考になる」
講座では、学年別・性別別・心理段階別に整理された具体的な事例が提示し、
理論だけでなく“明日からのレッスンに直結する内容”をみなさまにご提案しました。
特に「男の子向け」「女の子向け」など、感情や性格を反映した説明が印象的だったようです。
「発表会を“やりたくなる”心理変化」
選曲というテーマを通して、先生方自身のモチベーションが上がるという効果が見られました。
「発表会を早くしたくなりました!」
「トラブルもプラスに変えられると感じた」
単なる“選曲のテクニック講座や選曲紹介の話”だけではなく、
“先生自身のモチベーションアップ”のお手伝いも出来ていたのだとわかって
うれしく思いました。
教育的観点からの分析
(SEL・ウェルビーイング視点)
教育領域 | 選曲における意味 | 受講者の変化 |
---|---|---|
自己認識 | 自分や生徒の「好き」「得意」を知る | 「その子らしさを大切にしたい」との声 |
自己管理 | 難易度を調整し、達成感を設計 | 「弾けた!の体験を積ませたい」 |
社会的認識 | 他の生徒とのバランスを考える | 「全体の流れを意識した選曲」に関心 |
共感性 | 生徒や保護者の気持ちを汲み取る | 「保護者対応に使える説明を得た」 |
責任ある意思決定 | 曲を選び、最後まで取り組む経験 | 「生徒と一緒に選ぶ姿勢を持ちたい」 |
このように、選曲そのものがSELの5領域を育てる行為であることを提示させて頂きました。
受講者の皆さんに「選曲=成長デザイン」としての意識を持って頂きたいと思いました。
今後への期待と展望
アンケートでは、「選曲」の延長として次のような要望が多く寄せられました。
導入期以降の教材アレンジ
中高生の継続につながる曲選び
発表会後の選曲リカバリー(やる気低下時の対応)
保護者に説明しやすい選曲理論
「選曲のその先」にあるテーマであると感じています、
今回の講座でお話ししたかった事が、アンケートによって、受講者のみなさまに
メッセージをきちんと受け取って頂いていた事がわかってホッとしています。
“選曲は、生徒さん一人一人の心の成長を促す大切なプロセス”であるという
アプローチをこれからもお話しを続けたいと思いました。


